埼玉県久喜市久本寺303-1 アリオ鷲宮西隣・ケーズデンキ鷲宮店隣

久喜かわしま眼科

電話:0480-53-8306

日帰り日帰り手術・治療

眼瞼・眼表面疾患

ドライアイとは

ドライアイは、目を守るのに欠かせない涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。目の表面に傷を伴うことがあります。いわばドライアイは涙の病気といえます。
ドライアイには、「水が足りないタイプ・脂が足りないタイプ」があります。
涙は99%の水と1%の脂からなっています。最近の研究で「脂の足りないタイプのドライアイ」が全体の86%以上であることがわかりました。

ドライアイの種類の図

マイボーム腺機能不全(MGD)とは

まぶたの裏側には、マイボーム腺という器官があり、涙の油分を分泌しています。
このマイボーム腺の出口(まつ毛の生え際にある開口部)が細菌感染などによって詰まると涙の油分のバランスが崩れて、目が乾きやすかったり、涙目になったりします。

正常眼、MGD眼、水分が減少するドライアイのマイボーム腺と目の表面の比較図

検査と治療の種類

高度な検査機器を駆使して、質の高い診療を行っています。個々の症例により治療法は異なります。患者さんそれぞれの眼の状況に応じて最適な治療をご提案します。

主な治療方法

保険診療による治療

  • 点眼治療
  • 内服薬
  • 涙点プラグ

自費診療による治療

  • IPL治療

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家庭でのマイボケア

  • 温罨法
  • リッドハイジーン

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検査・治療機器

当院では、ドライアイの診断に原因やタイプを詳しく検査・分類することが可能なidraや、高性能のIPL治療機AQUACELを導入しています。

idra(アイドラ)

主に下記の検査・分類が可能です。

  • NIBUT(涙液の安定性の評価)
  • インターフェロメトリー(涙液油層の評価)
  • 涙液メニスカス計測(涙液量の評価)
  • マイボグラフィー(マイボーム腺の状態評価)

AQUACEL(アクアセル)

IPLを用いた最先端のドライアイ治療機器です。
炎症を抑える効果があり、マイボーム腺のつまりを溶かしMGDを改善します。
加えて、デモデックス(顔ダニ)を減少させる効果、肌のコラーゲンを再生する効果も期待出来ます。

アクアセル リーフレット

IPL治療(自費診療)

IPL(Intense Pulsed Light)機器は身体を温めて炎症を取り除くために使用されてきた医療用治療機器で、最近の研究でドライアイやマイボーム腺機能不全にも効果があることがわかってきました。
当院でもAQUACEL(アクアセル)を導入しています。

効果的なIPL治療のサイクル

治療当日の流れ

1問診・診察

問診票をご記入いただき、idra(アイドラ)で測定後、診察を行います。(初回のみ)

2施術準備

洗顔を行っていただきます。
化粧をされている方はメイクを完全に落としていただきます。また、化粧をせずにご来院いただいた場合でも洗顔は行っていただきます。

3施術

  • 施術台に横になり、専用のアイシールドを両眼に装着します。
  • こめかみや頬、鼻に冷却ジェルを塗布します。
  • IPLを照射します。
  • ※施術は両眼5分~10分程度です。
  • ※温かいと感じる程度で、痛みはありません。

4マイバム圧出

IPL施術後、マイボーム腺を圧迫して分泌物を圧出します。

5メイク・帰宅

すべての施術が終了したら、化粧をされる方は化粧をして会計後ご帰宅ください。

  • ※施術後は日光に敏感になりますので、化粧をされない場合でも日焼け止めを塗ってからご帰宅ください
  • ※必ず、ご自身の肌にあった日焼け止めをご持参下さい。
  • ※必要な方はメイク落とし、タオル、メイク用品などをご持参ください。

IPL治療の注意事項

●IPL施術後の注意事項

治療前後約1週間は強い紫外線に当たるのはさけ、約1ヶ月は外出時に照射部位に日焼け止めを必ず塗ってください。また、皮膚を強くこすらないようにしてください。

洗顔、入浴、化粧など、日常生活上の制限はとくにありません。

●IPL施術の副作用

皮膚の状態や皮膚の色により、施術部位に赤み、ほてりやひりひり感がでたりすることがあります。まれにかさぶたや水ぶくれができることがあります。気になる場合には冷却をおすすめします。

痛みや違和感が続く場合には浅達性熱傷の可能性がありますので、当院までご連絡ください。

●禁忌と注意すべき疾患など

IPL治療は光治療です。以下に該当する方には施術は行えません。

  • 紫外線アレルギーなど光に対するアレルギー(過敏症)がある方
  • 光感受性を高める薬を内服・外用している方
  • 糖尿病、アルコール中毒の方
  • 日焼けをしている方
  • スキンタイプVIの方(暗褐色)
  • ケロイドになりやすい方
  • てんかん発作の既往がある方
  • 血液凝固能に異常がある方
  • 皮膚病変がある方
  • 眼疾患の急性炎症の時期
  • 妊娠中、授乳中の方

費用

施術名回数費用
IPL施術+ヒーライト1回1回8,000円(税込)

よくある質問

施術は誰が行いますか?

当院では医師または看護師のみが行っていますので、ご安心ください。

施術時に化粧をすべて落とす必要がありますか

アイメイクや目の周囲はきれいにクレンジングをする必要がございます。化粧をしないでご来院いただくとスムーズに施術が行えます。
ただし、化粧をせずにご来院いただいた場合でも、施術前には洗顔を行っていただきます。

施術後は紫外線対策のために、施術部位に日焼け止めを塗ってからご帰宅いただきます。
クレンジング剤、洗顔フォーム、日焼け止め、施術後の化粧道具は普段お使いのものをご持参下さい。

涙点プラグを入れていても施術は可能ですか

はい、可能です。問題ございません。

家庭でのマイボケア

ドライアイやマイボーム腺機能不全の治療には、定期的な通院での治療に加えて、ご家庭でのセルフケアも重要です。
簡単に行えますのでぜひ生活に取り入れてください。

温罨法

温罨法(おんあんぽう)は、眼の周辺を温めることで、マイボーム腺のつまりを緩和するケア方法です。

眼瞼清拭(リッドハイジーン)

眼瞼清拭は汚れたマイボーム腺の脂の排出を促進し、固まってしまった脂や角化物の詰まりの除去、およびマイボーム腺周囲の細菌量を減少させる目的で行います。 指のはらで睫毛の根元周囲をやさしくマッサージするように行うといいでしょう。温罨法と一緒に行うとさらに効果が高まります。

●リッドハイジーンの方法

専用の目元用シャンプーなどを使い、睫毛の根元周辺をやさしくマッサージするように洗浄することで、マイボーム腺の脂の排出を促したり、汚れなどの詰まりを除去する効果があります。

マイボーム腺機能不全とは? くわしく解説!

当院医師(川島素子)が世話人として参画しているLIME研究会の監修で、マイボーム腺関連疾患とケアについての患者さま向け冊子を作成しております。
マイボーム腺の基礎・関連疾患、マイボーム腺機能不全(MGD)とドライアイ、ホームケア・治療などをご紹介していますので、ぜひご活用ください。
PDFファイルをダウンロードして、すぐにご覧いただけます。

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午後 14:30~18:00
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